お茶の葉は、中国、インド、日本、スリランカ、アルゼンチン、グルジア、トルコの至る所に自生するチャノキ(茶の木、学名:Camellia Sinensis)という、ツバキ科ツバキ属の常緑樹からつくられます。
お茶には、大きく分けて6つの種類があります。
緑茶(りょくちゃ、または、リューチャ)
白茶(しろちゃ、または、バイチャ)
黄茶(きちゃ、または、ファンチャ)
烏龍茶 (ウーロンチャ)
紅茶(こうちゃ、または、ホンチャ)
普洱茶(プーアルチャ)
これらのお茶には、ジャスミンはベルガモットなど、異なる香り付けを行う事もあります。
ハーブティにはドライフルーツやドライフラワーで作られたお茶で、お茶の葉は含まれていません。
お茶の製造方法
お茶は通常、以下のような工程を経て製造されます。
茶摘み
萎凋(いちょう) ー 葉をしおらせて、しんなり柔らかくすること
揉捻(じゅうねん) ー 葉を揉んで茶の出をよくし形を整えること
烘焙 (こうばい) ー 火入れして、茶葉をゆっくり乾燥させること
(工程順)
天候が萎凋に不利に働いたり、揉捻や烘焙の過不足、茶葉の酸化度合いの過不足など、これらの全ての工程は、これらの条件次第で品質を損なう事もあります。
お茶の製造は、これらの知識と技術に大きく左右されているのです。そしてその工程は、人間の手によるものに勝るものはありません。
また、製造方法によってお茶の酸化の度合いも違ってきます。
そのため、様々な種類のお茶が生まれるのです。
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白茶(ばいちゃ)は、多くの人々に葉芽(ようが、葉や茎になる先端部分)だけで作られていると大きく誤解されていますが、これは事実ではありません。学術用語としての白茶とは、その製造の方式に由来するものであり、生産地や、葉か葉芽かなどの成分的なことには関係しません。
白茶の原料は、葉芽だけ、葉と葉芽、または葉だけのものなど様々で、それらはフルリーフ(全葉の茶葉)やファニング(粉砕した茶葉)として販売されます。
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中国だけでも数百種類、あるいは数千種類もの緑茶があると言われています。
龍井緑茶(DragonWell)のように世界的に名を轟かせるような、いくつかの有名な緑茶もありますが、緑茶は中国と日本で最も一般的なお茶の種類で、数えきれないほどの土壌や品種、専門的な種類が存在します。
緑茶の製造は、まず摘み取った茶葉を、萎凋(しおれさせ、しんなりさせる)します。その後、火入れして茶葉の中の酵素を殺し酸化を防ぎます。最高級の緑茶は、火入れと揉捻(揉み込み)を、熱い中華鍋を使った手作業で行うため、一度の作業でたった100グラム程度しか作れません。その後すぐに、独特な個性をもたらす特別な技法で圧搾・成形されます。
これらの工程は、とても難易度の高い技術に裏付けられたもので、製品の仕上がりに欠かす事のできない香りをもたらします。再び火入れの後、茶葉は釜炒りされます。最高品質の緑茶には、ここで木炭が使われます。
最高の緑茶の味は若々しさに満ち、まるで春のエッセンスを味わうかの如く、とても新鮮な汁気を多く含んでいます。
これらの高級な緑茶の新鮮さを保つためには、真空包装し、冷暗所に保管しなければなりません。高品質の緑茶は西洋ではほとんど出回っていないため、この重要性は、未だに多くの人の理解を得られていないようです。
ウーロン茶の製法はとても入り組んでおり、それが他のお茶を超越した複雑性をもった芳香とアロマを創りだします。
断続的に振り動かしながら萎凋(しおれさせ、しんなりさせること)した後、茶葉を竹製の樽の中で回転させ茶葉の角を取り酸化を促進させます。酸化が望ましいレベルまで達したところで、火入れを行いこれ以上の酸化が起こらないようにします。きつく揉み込んだウーロン茶(鉄観音や黄金桂)の場合、形状を固めるためと、お茶の中心部の水分を外側に引き出すために、火入れと揉み込みを交互に繰り返し(15〜25回)ます。茶葉の開いた状態のウーロン茶(武夷岩茶)は、機械で揉んだ後に火入れします。観音茶や台湾のウーロン茶や、中国の武夷のウーロン茶の場合、一回の釜炒りは、茶葉に焙じたものにします。ほとんどの十分な焙煎品質に達します。
中国のウーロン茶の3大産地は、福建省の武夷山(ぶいざん)と安溪(あんけい)、広東省(かんとんしょう)の鳳凰山(ほうおうざん)です。 文山(ぶんざん)、阿里山(ありさん)、梨山(りざん)、凍頂山(とうちょうさん)、 南投県(なんとうけん)など、台湾でもいくつかの素晴らしいウーロン茶が製造されています。
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紅茶は、完全発酵茶です。萎凋(しおれさせ、しんなりさせること)した後、茶葉に傷をつけて内部の汁気を外気に触れさせるための揉み込みを行い、酸化酵素を活発化させます。茶葉に含まれる酵素は発酵のための触媒の役割を持ち、茶葉を緑から赤に変色させます。その後、火入れと選別の工程が続きます。
中国の紅茶には、安徽省(あんきしょう)祁門郡(きーまんぐん)の祁門紅茶や、正山小種(ラプサンスーチョン)や雲南省の雲南紅茶(中国名は滇紅功夫茶)などがあり、それらの最高級茶は、茶樹の芽の部分だけで製造されます。
ダージリン紅茶は、イギリス人によって中国の野生茶樹 (学名 camellia sinensis v.sinensis)の系統を引く中国の武夷やその他の地域からインドのダージリンに持ち込んだ種からなる茶樹から収穫されます。面白い事に、この生育を培ったユニークな環境と製法によって、ダージリンは非常に多様な味に仕上がりました。
アッサム紅茶は、インドのアッサム地方にて、アッサム茶樹(学名:camellia sinensis v.assamica)と呼ばれる生長が早く多産な低木からつくられる紅茶で、豊潤で麦芽のような風味とくっきりとした香りを持ち、一般的に朝食時の紅茶として親しまれています。
スリランカ産の紅茶は、低木のものと、中木、高木のものに分けられます。一般的には、豊潤で味わいとコクは低木、洗練された優美な味は高木からつくられる紅茶と言われています。
プーアル茶は、中国雲南省(うんなんしょう)で生育される葉の大きな品種の茶樹からつくられる発酵茶で、熱帯の南雲南は、高頻度の大雨と肥沃な赤土と多様生物性のため、特にこの大葉種が適しています。
プーアル茶は元来、生産地のみでなく、遠方へ幅広く輸出するためにつくられたため、新鮮な状態では飲まれず、そのユニークな輸送方法で知られています。それは、茶箱にバラバラの状態で梱包するのではなく、竹のカゴの中に圧縮して梱包することで、輸送しやすくするために考案されました。
プーアル茶には以下の2つの種類があります。
1) 自然発酵プーアル茶(生プーアルとも言う)
2) 人工発酵プーアル茶 (熟プーアルとも言う)
プーアル茶の基本的な製法は、茶摘み、萎凋、火入れ、乾燥と、保存を考慮して茶葉を「丸餅(欧米ではケーキ)」に例えられる円盤状の形状に圧縮する工程があります。
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